旅テラスです。
松本市の中心部に位置する松本ホテル花月は、明治20年(1887年)創業の老舗ホテルです。
国宝松本城から徒歩5分という絶好のロケーションにあり、松本観光の拠点として多くの旅行者に愛されています。
このホテルの特徴の一つが、「本館」と「別館(旧館)」という2つの建物から構成されていることです。それぞれ異なる魅力を持つ本館と別館ですが、どちらに宿泊するか迷われる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、松本ホテル花月の本館と別館の違いを詳しく解説し、それぞれの特徴や魅力をお伝えします。宿泊の際の参考にしていただければ幸いです。
まずは、本館と別館について、簡単に表でまとめてみました。
項目 | 本館 | 別館(旧館) |
---|---|---|
建築年 | 1997年 | 1973年 |
階数 | 地上7階 | 地上5階、地下1階 |
客室数 | 約60室 | 約30室 |
特徴 | 現代的な設備と快適性を重視 | 歴史と伝統を感じさせるレトロな雰囲気 |
松本ホテル花月、本館と別館の違い(詳細)
1. 外観と雰囲気の違い
本館の外観と雰囲気
白を基調としたモダンな外観が特徴。大きな窓ガラスと直線的なデザインが、現代的なホテルの印象を与えます。エントランスも広々としており、明るく開放的な雰囲気です。
別館の外観と雰囲気
茶色を基調とした落ち着いた外観が印象的。木材を使用した和風の要素が随所に見られ、歴史ある建物であることが一目でわかります。エントランスも趣があり、時代を感じさせる雰囲気が漂っています。
2. 客室の違い
本館の客室
- 高い天井で開放感があり、オフホワイトの色彩が広がりを感じさせる
- 最新の設備が整っており、清潔感がある
- 和室は広さがあり、バス・トイレがセパレートでファミリー向け
別館の客室
- 松本民芸家具が配され、レトロな照明や装飾品がある
- 天井の木の梁や漆喰の壁など、伝統的な要素が多い
- スイートルームは50平方メートルの広さで、パリのアパルトマン風の贅沢な造り
3. 設備とアメニティの違い
本館の館内設備とアメニティ
- 高速Wi-Fiやレストラン「ikaza」など、ビジネス利用にも適している
- 女性大浴場が館内にあり、大浴場棟へ移動する必要がない
- アメニティは、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ、歯ブラシセット、かみそり、ルームウェア、スリッパ、タオル類が備え付け
別館の館内設備とアメニティ
- 喫茶室「八十六温館」は、松本民芸家具に囲まれた落ち着いた空間
- 展望テラスからは松本城を一望でき、夜のライトアップされた松本城の眺めは絶景
- 男性大浴場は2024年3月にリニューアル予定
- アメニティは、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ、歯ブラシセット、かみそり、浴衣、足袋、タオル類が備え付け
4. 眺望の違い
本館からの眺望
- 7階建てで、高層階からは松本市街や北アルプスの山々を望める
- 夜は、街の夜景を楽しめる
別館からの眺望
- 5階建てだが、屋上の展望テラスからは松本城を一望できる
- 一部の客室からは北アルプスの山々が望める
- 夜のライトアップされた松本城の眺めは絶景
5. 食事の違い
本館のレストラン「ikaza」
- モダンな内装で、長野県の食材を使った創作料理が楽しめる
- 朝食はビュッフェスタイルで和洋折衷
別館の喫茶室「八十六温館」
- レトロな雰囲気の中、松本民芸家具に囲まれて過ごせる
- 名物の86度のお湯で淹れる珈琲と軽食メニューが楽しめる
6. 宿泊料金の違い
本館の宿泊料金
- 平均的な料金帯:12,000円〜30,000円(1泊1室、税込)
- 新しい設備と快適性を重視しているためやや高め
- 和室は広さによって料金が大きく変わる
別館の宿泊料金
- 平均的な料金帯:10,000円〜40,000円(1泊1室、税込)
- レトロな雰囲気を楽しめる部屋が多いため比較的リーズナブル
- スイートルームは高額だが、広さと眺望で人気
7. 宿泊客の評価と口コミ
本館の評価と口コミ
- 清潔感と快適性が高評価。和室は家族連れに人気
- 改善点は、壁が薄く隣の部屋の音が気になること、窓からの眺めが今一つなこと
別館の評価と口コミ
- レトロな雰囲気と眺望が高評価。松本民芸家具や展望テラスからの眺めは好評
- 改善点は、エアコンの音が気になること、バスルームが古い印象なこと
8. 周辺観光スポットとアクセス
松本ホテル花月は、松本市の中心部に位置しているため、多くの観光スポットへのアクセスが便利です。
- 国宝松本城:徒歩約5分
- 松本市立美術館:徒歩約10分
- 中町通り:徒歩約3分
- 旧開智学校:徒歩約15分
- あがたの森公園:徒歩約20分
- 松本市時計博物館:徒歩約7分
- 浅間温泉:車で約15分
9. 季節ごとの魅力
春(3月〜5月)
- 松本城の桜、アルプス公園の芝桜が見どころ
- 本館の高層階から桜を一望できる
- 別館の展望テラスから桜と松本城を眺められる
夏(6月〜8月)
- 「松本ぼんぼん」や「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」などのイベントが開催
- 本館は涼しい館内で快適に過ごせる
- 別館の喫茶室「八十六温館」で冷たいドリンクを楽しめる
秋(9月〜11月)
- 松本城周辺の紅葉と新そばが楽しめる季節
- 本館のレストラン「ikaza」で秋の味覚を堪能
- 別館の展望テラスから紅葉を眺めながらのティータイム
冬(12月〜2月)
- 「松本城氷彫フェスティバル」が開催され、雪景色の北アルプスが見どころ
- 本館は暖かい館内で快適に過ごせる
- 別館の大浴場で雪景色を眺めながらのんびり
本館と別館、どちらを選ぶ?
本館がおすすめな方
- 現代的な設備と快適性を重視する方
- 清潔感のある空間で過ごしたい方
- ビジネス利用で高速Wi-Fiが必要な方
- 家族連れで広い和室を希望する方
別館がおすすめな方
- レトロな雰囲気や歴史を感じたい方
- 松本民芸家具に囲まれた空間で過ごしたい方
- 松本城の眺めを楽しみたい方
- 展望テラスからの景色を楽しみたい方
- 喫茶室「八十六温館」でゆっくりしたい方
まとめ
松本ホテル花月の本館と別館は、それぞれに大きな魅力があります。
本館は現代的な設備と快適性が備わっており、ビジネス利用や家族連れに最適です。
一方、別館はレトロな雰囲気と歴史を感じられる空間で、松本城の眺望や喫茶室での時間を楽しみたい方におすすめです。
どちらの館を選ぶかは、旅の目的や好みによって変わってきます。ただ、松本ホテル花月は二つの顔を持つホテルですので、本館と別館、それぞれの良さを味わってみてはいかがでしょうか。
季節ごとに表情を変える松本の街と、歴史に彩られた松本ホテル花月で、特別な思い出作りをされることを心よりお祈りしています。
ぜひ、あなたの旅のスタイルに合った宿泊プランを見つけてくださいね。素敵な松本滞在になりますように。