【レビュー】グリフィンランドのスーツケースは壊れやすい？｜口コミ10件でわかる真実

こんにちは、旅テラスです。もうすぐ卒業旅行シーズンですね！初めての海外旅行に向けてスーツケースを探している方も多いのではないでしょうか。そんな中で、デザインも可愛くて価格も1万円前後と手頃な「グリフィンランド」のスーツケースは、特に学生さんに大人気です。ただ、ネットで調べると「壊れやすい」なんていう不穏な噂も…。せっかくの旅行でスーツケースが壊れたら、せっかくの思い出が台無しですよね。

結論から言うと、グリフィンランドのスーツケースはコストパフォーマンスが非常に高く、決して「安かろう悪かろう」ではありません。「壊れやすい」という評判の多くは、価格の安さからくる先入観や、どのスーツケースにも共通する消耗部品の故障が原因のようです。実際に、レンタルスーツケースとして何度も使われている実績や、「10回以上海外旅行で使っても壊れない」といった良い口コミもたくさんあります。

グリフィンランドのスーツケースは本当に壊れやすい？噂の真相

グリフィンランドのスーツケースについて調べると「壊れやすい」というキーワードが出てくることがあり、心配になりますよね。しかし、その多くは誤解から生じているようです。ここでは、その噂の真相に迫ります。

結論｜壊れやすいは誤解！価格以上の耐久性

結論として、グリフィンランドのスーツケースは「壊れやすい」というより「価格を考えれば十分に丈夫でコストパフォーマンスが高い」というのが正しい評価です。「安いからすぐ壊れる」というイメージは、1万円前後で手に入る価格設定からくる先入観が大きいようです。

もちろん、リモワやサムソナイトといった数万円以上する高級ブランドと比較すれば、素材のグレードや各部品の剛性には違いがあります。しかし、一般的な国内旅行や数回の海外旅行で使う分には、全く問題ない耐久性を備えています。

グリフィンランドとはどこの国のブランド？

グリフィンランド（GRIFFIN LAND）は、海外のブランドだと思われがちですが、実は2007年に誕生した日本のスーツケースブランドです。長崎県佐世保市に本社を置く「株式会社クギマチ」という会社が企画・販売を手掛けています。

日本企業による品質管理と企画

グリフィンランドのスーツケースは、主に中国などアジア圏で生産されていると考えられていますが、企画や品質管理は日本のスタッフが行っています。そのため、リーズナブルな価格でありながら、日本の消費者が満足できる一定の品質基準をクリアしているのが特徴です。

例えば、モデルによっては信頼性の高いYKK製のファスナーや、静かで耐久性に優れた日本の日乃本錠前社製のキャスターを採用するなど、重要なパーツにはこだわって作られています。

主な販売店と取扱店｜実店舗はどこ？

グリフィンランドのスーツケースは、主にオンラインでの販売が中心です。実店舗での取り扱いは非常に限られています。

購入を検討する場合は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトか、公式サイトの「Sotoico（ソトイコ）」を利用するのが一般的です。オンラインなら豊富なラインナップから、色やサイズをじっくり比較して選べるメリットがあります。

主なオンライン販売店
Amazon
楽天市場
Yahoo!ショッピング
公式ストア「Sotoico」

実際にグリフィンランドのスーツケースを使っている人は、どのように感じているのでしょうか。インターネット上の気になる口コミと良い口コミを集めてみました。

気になる口コミ｜キャスターやファスナーの破損報告

まず、購入をためらう原因となるネガティブな評判から見ていきましょう。やはり、耐久性に関する声がいくつか見られました。

これらの口コミを見ると、特に負荷がかかりやすいキャスター、ファスナー、ハンドルといった消耗部品に関する指摘が多いことがわかります。また、本体の強度についても、強い衝撃に対する不安の声があるようです。

良い口コミ｜コスパ最高・軽くて丈夫

一方で、価格以上の品質に満足しているというポジティブな口コミも非常に多く見つかりました。

「価格」「軽さ」「デザイン」「静音性」など、多くの点で高い評価を得ています。特に、1万円前後という価格で、十分な耐久性と使いやすさを実現しているコストパフォーマンスの高さに満足しているユーザーが多い印象です。

レンタルでの評判｜酷使しても壊れない？

実は、グリフィンランドのスーツケースは、レンタルサービスでも多く採用されています。不特定多数の人がさまざまな環境で使うレンタル品として選ばれるのは、ある意味で耐久性の高さを証明していると言えるでしょう。

スーツケースレンタル会社での評価として、「中価格帯の中で最もコスパが良い」「1週間以上の海外利用でも壊れなかったという声が多い」「クレーム発生率が低い」といった現場の声があります。何度も繰り返し使われる過酷な状況でも壊れにくいというのは、個人で年に数回使う分には十分すぎるほどの耐久性があると考えられますね。

口コミ・評判のまとめ｜価格を考えれば十分な耐久性

気になる口コミと良い口コミを総合すると、「高級ブランドほどの完璧な耐久性はないものの、価格を考えれば十分すぎる品質と耐久性を備えている」と言えます。

キャスターやファスナーの故障は、どのブランドのスーツケースでも起こりうるトラブルです。グリフィンランドの場合、その価格の安さから、故障した際に「やっぱり安物だから…」と、より強く印象に残ってしまうのかもしれません。

しかし、多くのユーザーが満足しており、レンタル品としても活躍している事実を見れば、過度に心配する必要はないでしょう。

グリフィンランドのスーツケースが壊れやすいと言われる4つの理由

「壊れやすい」というイメージはなぜ生まれるのでしょうか。その背景には、いくつかの理由が考えられます。

理由1｜価格が手頃で「安かろう悪かろう」のイメージ

最大の理由は、やはりその1万円前後で買えるモデルが多いという手頃な価格帯にあります。スーツケースには数万円から十数万円する高級ブランドも多いため、比較すると「安すぎて品質が心配」「すぐに壊れるのではないか」という「安かろう悪かろう」のイメージを持たれやすいのです。

理由2｜キャスターやファスナーなど消耗部品の故障報告

口コミでも見られたように、スーツケースで最も負荷がかかり、故障しやすいのがキャスターやファスナーです。グリフィンランドに限らず、これらの部品は消耗品であり、使用頻度や使い方によって劣化のスピードは変わります。こうした故障報告が、「グリフィンランドは壊れやすい」という評判につながっていると考えられます。

理由3｜使い方による破損ケース

スーツケースの寿命は、使い方に大きく左右されます。

• 階段や段差で持ち上げずに引きずる
• スーツケースの上に座る
• 荷物をパンパンに詰め込みすぎる

上記のような使い方は、キャスターの軸や本体フレーム、ファスナーに大きな負担をかけ、破損の原因となります。どんなに丈夫なスーツケースでも、乱暴に扱えば壊れてしまいます。

理由4｜リモワなど高級ブランドとの耐久性の比較

リモワが航空機グレードのアルミニウムを使っていたり、サムソナイトが特許技術の素材を採用していたりするのと比べると、グリフィンランドは一般的なポリカーボネートやABS樹脂を使用しています。

もちろん、素材や製造工程が違うため、極限状態での耐久性には差があります。しかし、それはあくまで高級ブランドと比較した場合の話であり、通常の旅行で求められる耐久性は十分にクリアしています。

壊れやすい箇所はどこ？部品別の耐久性と対策

スーツケースを長く使うためには、特に壊れやすいとされる部品の特徴と、長持ちさせるための対策を知っておくことが大切です。

ハンドル（伸縮バー）の耐久性｜ぐらつく？

伸縮ハンドル（キャリーバー）は、口コミで「ぐらつく」「不安定」といった指摘が見られる部品です。これは、軽量化のためにあえて細いタイプのバーを採用しているモデルがあるためで、ある程度の遊び（ぐらつき）は構造上やむを得ない部分でもあります。

ハンドルが壊れる原因と長持ちさせる対策

ハンドルの故障は、使い方を少し工夫するだけで防ぐことができます。

原因	対策
勢いよく最大限まで引き出す	ボタンを押しながら、ゆっくり丁寧に伸縮させる
ハンドルを伸ばしたまま荷物を預ける	荷物を預ける際は、必ずハンドルを収納する
ハンドルに重い荷物をかける	ハンドル部分に過度な負担をかけない
段差でハンドルを持って本体を持ち上げる	本体の持ち手（トップハンドルやサイドハンドル）を使う

キャスター（車輪）は、スーツケースの心臓部であり、最も消耗が激しい部品です。「動きが悪くなった」「異音がする」といったトラブルは、長期間の使用による摩T耗や、ゴミの詰まりが原因であることが多いです。

キャスターが壊れる原因と長持ちさせる対策

旅先でのキャスター故障は避けたいもの。日頃のちょっとした心がけが寿命を延ばします。

原因	対策
ヨーロッパの石畳など、凹凸の激しい道を引きずる	できるだけ舗装された道を選び、悪路では無理に引かない
階段や大きな段差で持ち上げずに乗り越える	面倒でも本体のハンドルを持って持ち上げる
髪の毛やホコリが軸に絡まる	旅行後は、車輪の隙間を掃除して異物を取り除く

ファスナータイプのスーツケースで多いのが、「荷物を詰め込みすぎて閉まらない」「無理に閉めたら壊れた」というトラブルです。グリフィンランドの一部の人気モデル（FK1037-1など）では、信頼性の高いYKK製ファスナーを採用し、弱点を克服する工夫がされています。

ファスナーが壊れる原因と長持ちさせる対策

ファスナーを長持ちさせるコツは、とにかく「無理をしない」ことです。

原因	対策
容量以上に荷物を詰め込む（オーバーパッキング）	荷物は8割程度に抑え、余裕を持たせる
無理やり力任せに閉める	ファスナーレールを合わせながら、ゆっくりと閉める
ファスナーが生地を噛んでしまう	噛み込みがないか確認しながら操作する

アメリカ旅行の必需品であるTSAロックも、破損の報告があります。特に、ロック部分がボディから突出しているデザインのモデルは、空港で投げられた際の衝撃で破損しやすい傾向があります。

心配な場合は、スーツケースカバーをかけるなどの対策が有効です。

本体の耐久性｜ポリカーボネートとABS樹脂素材

グリフィンランドのハードケースの多くは、「ポリカーボネート（PC）」と「ABS樹脂」を組み合わせた素材で作られています。これは、軽量で柔軟性のあるポリカーボネートと、硬くて丈夫なABS樹脂の良いところを組み合わせたもので、軽さと強度のバランスに優れています。

スーツケースが壊れる原因｜やってはいけないNGな使い方5選

どんなに良いスーツケースでも、使い方を間違えれば寿命は縮まります。ついついやってしまいがちなNGな使い方を5つ紹介します。

1. 階段や段差での無理な引きずり

これはキャスターや本体に最もダメージを与える行為です。少しの段差でも、ハンドルを持って持ち上げる習慣をつけましょう。

2. オーバーパッキング（荷物の詰め込みすぎ）

荷物の詰め込みすぎは、ファスナーやフレームに過度な圧力をかけ、破損の直接的な原因になります。旅の荷物は少し余裕を持たせるのが鉄則です。

3. スーツケースの上に座る

疲れた時にやりがちですが、フレームの歪みや本体の割れにつながります。特に軽量なスーツケースでは絶対に避けましょう。

4. ハンドルの乱暴な操作

伸縮ハンドルを勢いよく引き出したり、雑に収納したりすると、内部の部品が摩耗し、がたつきや故障の原因になります。

5. 濡れたままの放置

雨などで濡れた後は、キャスターの金属部分のサビや、布製部分のカビを防ぐために、しっかりと水分を拭き取り、乾燥させることが大切です。

もし壊れたら？グリフィンランドの修理と保証期間

万が一スーツケースが壊れてしまった場合でも、グリフィンランドには保証制度がありますので安心してください。

1年間の修理保証の詳細

グリフィンランドのスーツケースには、購入日から1年間の修理保証が付いています（一部モデルは2年保証の場合も）。保証期間内に通常使用の範囲で故障した場合、1回に限り無償で修理してもらえます。

項目	内容
保証期間	購入日から1年間
無償修理回数	1回まで
メーカー負担	部品代、修理工賃、返送時の送料
お客様負担	修理センターへの片道送料
修理期間	修理センター到着後1〜2週間程度

保証でどこまで対応してもらえるのか、範囲を知っておくと安心です。

• 無償修理の対象: 通常の旅行や使用中に発生したキャスター、ハンドル、TSAロック、台座の破損など。
• 有償修理（保証対象外）の対象: 航空会社に預けて壊された場合、落下などの強い衝撃による破損、荷物の詰めすぎによるファスナー破損、保証期間が過ぎた場合など。



悩んでいる人

空港でスーツケースを預けたら壊れて返ってきた！これはどうなるの？



旅テラス

それは保証対象外ですが、諦めないでください！空港で荷物を受け取った際に破損を見つけたら、すぐに利用した航空会社のカウンターで「破損証明書」を発行してもらいましょう。航空会社の補償を受けられる場合があります

キャスターやハンドルの部品交換は可能？

はい、可能です。スーツケースの中で最も消耗しやすいキャスターやハンドルは、交換用パーツが用意されているモデルが多いです。

保証期間内であれば無償で交換してもらえますし、保証期間が過ぎていても有償で部品を取り寄せて交換することができます。

修理か買い替えかの判断基準

修理費用と新品の価格を比較して判断するのがおすすめです。

• 修理したほうが良い場合: キャスターやハンドルなど、部品交換だけで直る軽微な故障。保証期間内。
• 買い替えたほうが良い場合: 本体に大きな亀裂や割れがある。フレームが大きく歪んでしまった。修理費用が新品購入価格に近くなる場合。

【目的別】グリフィンランドのおすすめ人気モデル5選

グリフィンランドにはたくさんのモデルがあります。ここでは、特に人気が高く、あなたの卒業旅行にもぴったりなモデルを5つ厳選して紹介します。

順位	モデル名	タイプ	特徴	こんな人におすすめ
1位	FK1037-1	ファスナー	軽量、拡張機能、YKKファスナー、豊富なカラー	初めてでどれにすべきか迷う人、お土産で荷物が増えがちな人
2位	DL-2823 NOBLE	フレーム	高耐久、ダブルキャスター、おしゃれなデザイン	頑丈さとセキュリティを重視する人、デザインにもこだわりたい人
3位	PC7000	フレーム	日本製HINOMOTOキャスター、ポリカーボネート100%	とにかく静かでスムーズな走行性を求める人、長く使いたい人
4位	FO-0512 LATLONG	ファスナー	フロントオープン、USBポート、ドリンクホルダー	PCやガイドブックをすぐ取り出したい人、機能性重視の人
5位	AIR6327	ソフト	超軽量、外ポケット、片面開きでパッキングが楽	とにかく軽いスーツケースが良い人、荷物の整理が苦手な人

グリフィンランドの中でも特に人気の高いベストセラーモデルです。軽量なファスナータイプでありながら、いざという時に容量を増やせる拡張機能付き。

ファスナーには信頼性の高いYKK製を採用しており、開閉もスムーズです。傷が目立ちにくいマット加工と豊富なカラーバリエーションも魅力で、初めてのスーツケースに最適です。

2位 DL-2823 NOBLE｜耐久性重視のフレームタイプ

ファスナータイプよりも頑丈で防犯性が高いフレームタイプです。見た目もスタイリッシュで、落ち着いたくすみカラーがおしゃれと評判。

安定感のあるダブルキャスターを搭載しており、重い荷物でもスムーズに移動できます。大切な荷物をしっかり守りたい、長期の旅行におすすめです。

3位 PC7000｜日本製キャスター搭載の高耐久モデル

静音性と耐久性で世界的に評価の高い「日乃本錠前（HINOMOTO）」社製のキャスターを搭載したモデルです。早朝や深夜の移動でも周りを気にせず静かに走行できます。

ボディはポリカーボネート100%で、アルミフレームを採用するなど、耐久性にもこだわったワンランク上のモデルです。

4位 FO-0512 LATLONG｜便利なフロントオープン

スーツケースを立てたまま前面のポケットが開けられる「フロントオープン」機能が最大の特徴です。空港や駅でガイドブックやノートパソコンをサッと取り出したい時にとても便利。

USBポートやドリンクホルダーといった、旅を快適にする機能も満載です。

5位 AIR6327｜超軽量ソフトケース

とにかく軽さを求めるなら、布製のソフトケースタイプがおすすめです。Mサイズでも約2.5kgという驚きの軽さを実現。

外側にポケットが付いているので収納力も高く、ケースを全開にしなくても荷物が取り出せる片面開きの構造も使いやすいと評判です。

グリフィンランドのスーツケースがおすすめな人・向いていない人

最後に、グリフィンランドのスーツケースがどんな人に合っているのかをまとめます。

コストパフォーマンス重視の人

「高いスーツケースは買えないけど、安っぽくてすぐ壊れるのは嫌だ」という、コストと品質のバランスを重視する人に最適です。1万円前後で十分な機能と耐久性を手に入れることができます。

初めてスーツケースを買う人

学生さんや新社会人など、初めてスーツケースを購入する人にとって、グリフィンランドは入門編としてぴったりのブランドです。手頃な価格で基本的な性能がすべて揃っています。

短期間の旅行や国内旅行がメインの人

年に数回の旅行や、比較的荷物の扱いが丁寧な国内での移動がメインであれば、グリフィンランドの耐久性で全く問題ありません。

高級ブランドの所有感を求める人には不向き

一方で、リモワのようなブランドのステータスや、持つこと自体の満足感を求める人には向いていません。グリフィンランドはあくまで実用性とコストパフォーマンスを追求したブランドです。

デザインはシンプルでおしゃれですが、高級感やブランドのオーラを求める場合は、他の選択肢を検討した方が良いでしょう。

よくある質問

この記事のまとめ

グリフィンランドのスーツケースが「壊れやすい」という噂の真相を、実際の口コミや具体的な破損しやすい箇所、長持ちさせる使い方まで徹底的に解説しました。結論として、この評判は多くの場合誤解であり、実際には価格以上の価値があるコストパフォーマンスに優れたスーツケースです。

「グリフィンランドのスーツケース、買っても大丈夫かな？」と迷っていた方も、この記事を読んで安心して選べるようになったのではないでしょうか。ぜひあなたの旅行スタイルにぴったりの一台を見つけて、快適な旅を楽しんでくださいね。